月曜日 夜7時の尾形幸弘(おがた さちひろ)です。

「大商人から伝授された経営の極意ブログ」の第3回目です。

本日のタイトルは【こだわりを捨てる】です。

ーーーーーーーーーーーーーー

※初めてブログを読む方はこちらを一度読んでください※

このブログは、経営者と、これから起業を目指している人に、経営の話を中心にします。

私の仕事柄、飲食関係の経営の話が中心になりますが、他の業種にも役立つヒントがあると思います。「ヒントは異業種にあり」これは伸び続ける経営の基本です。

また、このブログでは、さまざまなことを話しますが、参考になれば参考にしてほしいですし、参考にならなければ参考にしなくても全く問題ありません。

ただ、これからする経営の話を知らないでやってしまい、後から「困った」ということがないようにしてほしいので話をします。

でも人間って「知っていてもやりたい」っていうことがあるから、それでも「私はやるんだ!」って思うなら、それはそれでOKです。

それでは本題に入ります。

ーーーーーーーーーーーーー

【こだわりを捨てる】

飲食店は、100店舗が新規開店したとすると、1年以内に35店舗が、2年以内に50店舗が、10年後には90店舗が閉店し10店舗しか残らないことが明らかになってます。

飲食店経営は、誰でも簡単に開業が出来るのが良いところなんですが、それとは裏腹に、継続してずっと利益を出し続けることが、とても難しいのです。

しかし、コツをつかめば、10年後の10店舗に残ることも十分可能ですが、その前に最初の1年の35店舗、2年の50店舗に残らなけばなりません。

そのために、どうすればいいのかと言うと「〝ある〟こだわりを捨てること」です。

一部のコンサルタントの先生は「徹底的にこだわりなさい」「妥協はしてはいけない」「店舗にこだわりがない居抜き店舗なんてやめなさい」と言います、それも間違えではありませんが、こういったコンサルタントの先生は、自分では10年以上飲食店経営はしていないし、そもそも飲食店経営すらしたことがないのが現状です。

話が少しずれますが、
私がそうだから言うわけではありませんが、これからのコンサルタントは「実業コンサルタント」の時代になると思ってます。

例えば飲食店の場合は、最前線で飲食店経営をしている人がやる「実業コンサルタント」です。

時代が刻々と変化する最前線で、同じステージ(業種)で戦ってる経営者の話こそが、本物の経営の話だと私は思ってます。
※生意気ですいません(笑)

話を戻します。

飲食店を初めて開店する経営者の多くが、内装、ディスプレイ、備品、食器、厨房器具などなど、細かくこだわり抜いた店に仕上げようします。

その「こだわり」が、初期投資を大きくし、損益分岐点を高くして、店の寿命を短くしてしまいます。

飲食店を初めて開店する経営者の大半が、そのこだわり抜いた店内に、常に満席になっている状態ばかりをイメージしてしまうことがあります。

開店する不安の反動で、プラスにとらえたい気持ちは分かりますが、飲食店では、常に満席というのはとても難しいです。

飲食店の新規出店は「店は繁盛しないという前提で店をつくること」がとても大切なのです。

かといって、料理や接客をこだわるなと言ってるわけでありません。

最初は、こだわり抜いた美味しい料理と、接客と、あなたのとびっきりの笑顔があれば、十分、戦っていけます。

そして、お客さんにとって最高の内装は「お客さんがいっぱいいること」です。これに勝る内装はありません。

飲食店は、お金をかけようとおもえば幾らでもかけれます。
過去に私も、60席程度の店舗に4500万円以上かけたことがありましたが、その店舗がやはり損益分岐点がとても高く1番苦戦しました(笑)

ちなみにそのお店は、見えないところまでこだわり抜いて、床は全て炭を敷きましたし、接着剤も無添加のものを使用しました。店のコンセプトをイヤシロチにしようとしましたが、結果的には、苦戦してケガレチになりました(笑)

また逆に、居抜き店舗を利用して、ほとんどお金をかけずに開店した店は、当然、損益分岐点が低くなり、その分、食材とサービスに回し、開店からすぐに繁盛することが出来ました。

もしどうしても、こだわり抜いた、内装、ディスプレイ、備品、食器、厨房器具で、理想のお店を開店したいのなら、まずはお金を極限までかけずに、1店舗目を繁盛させてしっかり利益を出してからでも遅くはありません。

もし、そのこだわりの店が閉店しても、1店舗目が繁盛していれば、経営は何とでもなります。

しあわせ経営塾 塾長
居酒屋学校 校長
尾形 幸弘