【店舗を増やすときのコツ】
「一人さん、地方で商売していた人間が東京に店を出すのは、やっぱり難しいんですかね?」と質問をしました。
「いや。地方で商売やってた人が東京でやるのが難しいんじゃないの。商売っていうのは、北海道だろうが、九州だろうが、東京だろうが、どこででも難しいんだよ、基本的に。逆に言うと、地方で成功させるのも、東京で成功させるのも同じなの」
「地方で成功するにも、東京で成功するにも同じというのは、どういうことなんでしょうか?」
「そのことを説明する前に、ちょっと考えてもらいたいんだけど……。
自分の周りにいる経営者を思い出してみて。一軒の店を成功させることができる器量の人、二軒まではうまくいく人、それから、三軒までいける人、いろんなタイプがいるよね。
だけど、社長の努力、要するに居酒屋の親父としての器量だけでいけるのは、どうやっても三軒が限界なんだよ。四軒以上からは、経営者としての力がいるの。
経営者の力っていうのは、例えば、従業員に「みんなに店を一軒ずつ任せるから、それぞれの店をちゃんとするんだよ」って、ちゃんと従業員を養成する。
それで、社長である自分が見張ってなくても、従業員が一生懸命働きたくなるシステムを作れるかどうかなんだよね」
「一生懸命働きたくなるシステムですか……。それは、どんなのですか?」
「例えば、月の売り上げの平均が300万円だとするよね。その時、売り上げを310万円にするにはどうしたらいいか。やり方は、大きくいって二通りある。
一つはむちゃくちゃ厳しくして、上に立つ人が怒りながらやるか。もう一つは、仕事をゲームみたいのにして、みんなが楽しんでやれるようにするか……」
「厳しくて怒りながらやるか、ゲームみたいに楽しいか……。それは、もちろん、楽しいほうがいいですよね。怒りながらやると、疲れますから」
「オレも人を怒るのことが好きじゃない。それから、売り上げ目標を310万円、320万円、330万円って、どんどん上げていくと、その数字でみんな潰れちゃうこともあるの。
だから、オレの場合、数字を上げていくより「みんなが仕事を楽しめる方法はなんだろう」って考える。
それで、このやり方が、自分が店を任せた店長にもできるか。それができる店長を、自分は何人養成できるか。それができれば、五軒でも、十軒でも店は出せるよ。東京でも店は出せる。
ところが、店舗数を増やしたいけれど、自分は一軒か、二軒が限界です、って言う人もいるよね。
こんな場合、一番多いパターンは、こっちの店に社長がいるときは店が繁盛するけど、あっちの店が暇になっちゃう。で、社長があっちの店に行くと、今度はこっちの店が暇になる。
なんで、そんな現象が起きるんですかっていったら、社長がいない時はサボっててもいいんだ、っていう社員がいるからなんだよ」
「つまり、社長がいなくても社員が一生懸命働きたくなるようなシステムを作っていない、ということなんですね」
「そうだよ。でも、そのシステムを作れば、一軒や二軒で限界だという人も、三軒以上を出せるんだよね。「社長がいなくても、店をちゃんとやるのが私たちの勤めですから」って言う人間がいるんだとしたら東京にも店を出せる」
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商売の神さま
「大商人・斎藤一人さん」の紹介
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2006年の「全国高額納税者(長者番付)」発表廃止までに納めた納税額は前代未聞173億円の歴代日本一。
それも、土地売却や株式公開などによる利益ではなく、商売の売上のみで歴代日本一の納税をした本物の「大商人」である。商売の売上のみで歴代日本一の納税をしたということは、日本一商売が上手ということでもあります。
また著作家として、心の楽しさと経済的豊かさを両立させるための著書を数多く出版されてます。
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