【大商人から伝授された経営の極意ブログ】の第2回目です。
私の仕事柄、飲食関係の経営の話が中心になりますが、他の業種にも役立つヒントがあると思います。「ヒントは異業種にあり」これは伸び続ける経営の基本です。
現在経営者の方と、これから起業を目指している方に、経営の話を中心に今週もスタートします。
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【経営の横の広げ方】
今月、居酒屋学校に2人の塾生さんが勉強しに来てるんですが、その塾生さんから、いい質問を受けたので、ブログでもみなさんにシェアします。
【塾生Aさんの質問】
飲食店以外で、自分のやりたいことがあったら、どんな業種でもやってもいいですか?
【私の答え】
もちろん自分の会社なんですから、自分のやりたいことなら何をやっても問題ありません。
また、昔と違って、1つの業種だけをやっても経営がなかなか安定しずらい時代なので、経営を横に広げることはとても大切です。
ただ、これからする話を知らないでやってしまし、後から「困った」ということがないようにしてほしいから話をします。
でも人間って「知っていてもやりたい」っていうことがあるから、それでも「オレはやるんだ!」って思うなら、それはそれでOKですからね。
前置きが長くなりました、本題に入ります(笑)
例えば、飲食店をやっているなら「飲食に関わること」でやりたいことをやった方が「成功する確率」は上がります。
経営というのは「成功する確率」をいかに上げるかなのです。
このブログ読者の大半の人は知ってると思いますが、私は14年前に飲食店からスタートして、その後、酒、米、健康食品、加工食品、居酒屋学校と、全て「飲食に関わること」でやりたいことをやっています。
何度も言いますが、その方が「成功する確率」が上がるからです。
もし私が、飲食店でスタートして、自分のやりたいことが次々と出てきて、全く飲食には関係のない、美容室だ、車屋だ、アパレルだ、高齢者施設だ、と広げていったらうまくいくと思いますか?
全く自信がありません(笑)
もちろん、ものすごい天才的な経営者なら出来るかもしれませんが、あなたがそうではないなら「成功する確率」は低いです。
今の時代は「プロ」ですら経営はギリギリです。「プロ」になれば大丈夫という時代はもうとっくに終わりました。
これからは「プロ中のプロ」しか生き残っていけません。
この会社はすごい!この商品はすごい!この売り方はすごい!とプロであるライバル会社が思うくらいじゃないと生き残れません。
そんな時代に、もし私が、儲かりそうだから、これから伸びそうだから、カッコいいから……この程度の動機で、美容室だ、車屋だ、アパレルだ、高齢者施設だ、とやっても「成功する確率」なんて知れてます。
プロのライバル会社にめった打ちにされて退場です(笑)
横に広げるコツは「自分がやっている業種に関わることを横に広げること」が、成功する確率を上げるコツなんです。
中小零細企業は、特にこの教えを覚えておくと、失敗のリスクは大幅に減ります。
しあわせ経営塾 塾長
居酒屋学校 校長
尾形 幸弘
《追伸》
このブログではないんですが、毎週木曜日にアップしてるアメブロで、以前「自分は何屋なんだ⁉︎」という内容を書いたので、もし時間があればこちらも参考にしてください。
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